第十一回

ジャストガード

(直前ガード)

 

今回はジャストガードや直前ガードなどと呼ばれてるシステムの

スクリプトの解説です

まずはこのシステムの説明です

ジャストガードとは相手の攻撃をガードで受ける時

格闘ゲームでは相手とは逆の←方向を入力してガードをします(右向きの時)

この入力を相手の攻撃が当たる

ぎりぎりまで引きつけてから入力することで発動して

上位の硬直が短いガードなどを発動させるというシステムです

←入れっぱなしでガードできるところを

わざわざ引きつけて入力することで食らうリスクを背負ってガードするため

発動時のリターンも大き目に設定してあるものが多い印象です

 

ジャストガードに使うスクリプトは

後ろ歩きとしゃがみ後ろ歩き そして各ガードモーションです

変数の流ですが 

今回はキャラ変数を1つオブジェクトの管理番号を1つ

タスク変数を1つ使います

 

 ジャストガードは後ろを入力すると変数が立ち上がり

その変数が有効な時にガードすると成功時のモーションに飛びます

 

しかしこのままでは後ろ歩きとしゃがみ後ろ歩きを交互に出すと

どちらでも防げる攻撃はジャストガードできてしまいます

そのため一度後ろ入力で変数がオンになると

一定時間オンにできないクールタイムを設定しないといけません

ここでオブジェクトの出番です

後ろ歩きにはオブジェクトを呼び出す設定を加えて設定します

まずは後ろ歩きの設定です

後ろ歩きはスクリプトの最初にV,V,O,の命令を

付けくわえるだけでそのあとは設定を変更しなくて大丈夫です

最初のVはジャストガードに使うキャラ変数が

0以上なら3つ目の「O」の命令の先に飛ばす設定で

一度変数をオンにすれば消えるまでオブジェクトが管理するので

多重に呼び出さないための設定です

2つ目のVはキャラ変数をオンにする設定です

1以上に設定すればOKです

3つ目のOはオブジェクトを呼び出す設定です

オブジェクトの出現設定は画面座標をオンにして

適当な位置に設定して大丈夫です

管理番号は空いているのもに設定してください

これで後ろ歩きの設定は完了です

しゃがみ後ろ歩きにも同じ設定を入れるのですが

スクリプトはしゃがみと同じ物をコピーしてそのあとに

後ろ歩きと同じ感じで設定してもらえればOKです

しゃがみ後ろ歩きと書いてますが座標移動は設定しなくてもいいです

そして空中ガードは後に解説させてもらいます

 

次はオブジェクトの内容の解説です

最初のIの画像呼出は設定したWAITの数字が

ジャストガードが成功する時間になります

後ろ歩きので成立するキャラ変数がオンになっているたです

次にVで変数を変更する設定を入れます

変数を0以上にしつつガード時には

成功時のモーションに飛ばないものに入れ替えます

入れる数字は0以上で後ろ歩き時に代入する数字と違えばOKです

3つ目のIの画像呼出のWAITはクールタイムになっていて

ここで入力したWAITの時間内は後ろ歩きを入力して引きつけてガードしても

ジャストガードにならない時間になります

4つ目のVで変数に0を代入してリセットして

5つ目のIはWAITを1に設定して完了です

ここのオブジェクトで使う画像はなんでもOKです

表示されないものやジャストガードのクール時間を表示などもできます

 

ここからはガード時の設定です

ガード時にもガード入力すればジャストガードができるようにしたり

ジャストガード成立時も多段をさらに入力でジャストガードするための設定です

格ツクはガード時はどの方向に入力していても

ガードモーション中に攻撃を受けるとガードするので

こちらは低リスクになるため入れないという選択肢もあります

 

ではガードの設定の解説です

ガードではまずジャストガードが成立してるか判定します

成立していればジャストガードのモーションの方に飛します

次に変数とオブジェを初期化した後

コマンド入力で分岐して入力時は

ジャストガードが成立する変数が上がるモーションに飛ばします

今回関係ない設定には紺色のフィルターを今回貼ってます

最初の赤色のVはジャストガード成立判定です

成功時変数と同じならジャストガードモーションに飛ばします

次のV,O,V,は変数とオブジェクトの初期化です

Vはジャストガードに使った変数を0にします

次にオブジェクト呼出で管理番号を

ジャストガードに使うものと同じものにします

出現OBJ設定はーー設定無しーーでOKですこの状態でも

同じ管理番号の先に出ているオブジェクトを消してくれます

3つ目のVはこの後設定するタスク変数の初期化です

バグ防止のため0を代入を入れておきます

次に「COM」のコマンド入力分岐です

コマンドはニュートラルポジションの後に

後ろ方向 または斜め下を入れてコマンド受付は2にします

ニュートラルを入れないとガード時に入力してる←方向で

コマンドが成立して飛んでしまうためです

受付の2は短く感じますが何も押してない状態から後ろを押せば

二つのコマンドが瞬時に成立して飛んでくれます

斜め下もニュートラルから斜め下に設定しれください

ただし斜め下は入力が難しいので

↓から斜め下というコマンドも設定すれば出しやすくなります

行が開いたので再びスクリプトの画像を貼っておきます

COMの後のIの画像呼出はガードモーションの画像を

WAIT1で設定します

そのあとのVでタスク変数に数字を+1足すを設定した後

その隣のVでタスク変数がガードで表示したいWAIT数だけ変数を

設定して「それ以下なら」で一番左のCOMに飛ばすように設定してください

この後は上ではEになってますが

ガードに使うモーションがいくつかある場合は

Eの代わりにVの変数管理で一度タスクを0にして

もう一度COM〜Vまでの設定を入れてください

すべてのモーションを設定し終われば最後のEを書いてしめます

そしてCOMでコマンドが成立したときのとび先の設定です

最初のVでジャストガードが成立する変数をオンにします

次にOで後ろ歩きででも設定した

ジャストガード判定のオブジェクトを出現させます

Iの画像呼出でガードモーションを1WAITにせっていして

Vでタスク変数に+1を足すの設定をして

最後のVでガードモーションを表示したいWAITと同じ数字をいれ

「それ以下だったら」を設定し手前の「I」にとばします

この設定でCOMでどのタイミングで飛んできても

ガードモーションは同じ時間になります

ガードモーションがいくつかある場合は

この先に残りのモーションを設定します

モーションがいくつかある場合 たとえば3つなら

一つ目のモーション時にコマンドが成立したとき

二つ目のモーションが成立したときなど飛び先を別にしておくと

バグが起こりづらくわかりやすくなると思います

しゃがみガードも同じ設定でOKです

 

ジャストガード成立時ですが

こちらもピンクのジャストガード成立を取り除いたスクリプトでOKです

 ジャストガード成立時は何かしらのアドバンテージを設定します

ゲージ増加やライフを回復したりなど

それらの設定はスクリプト画像の紺色部分に設定してもらえれば

問題なく動いてくれます

 

 

そして空中時のジャストガードですがこれも

上のガード時のものの

COM〜Vまでを設定して後ろを入力すると

変数をオンにする設定を入れるモーションに

飛ばす設定をしてもらえればジャンプ方向にかかわらず

ジャストガードが発動する設定ができます

 

そして前回説明したガードキャンセルとの共存の仕方です

COMとIの間にスペシャルゲージチェック分岐を設定します

そしてそのあとにガードキャンセルのコマンドのCOMを設定し

スペシャルゲージがガードキャンセル発動条件を満たしていれ

ばそのままコマンドに進む設定して

満たしていない場合はガードキャンセルのコマンドを踏まず

Iの画像呼出まで飛ばしてください

さらにジャストガードのコマンドが成立した飛び先にも

画像呼出の前にスペシャルゲージチェック分岐とCOMを設定して

そちらでもガードキャンセル攻撃に飛べるように設定してください

これでジャストガードとガードキャンセルが共存できます

 

 

今回はジャストガードの解説でした

シルフルでも最初は入れる予定でしたが

ライフを独自のものにしたとき回復ができないようなものにしたので

当初ジャストガード成立時に回復のみと思っていたので

没になってます

システム的に結構玄人向けのシステムなので

出来る出来ないでアドバンテージにかなり差が出るシステムかもしれません

ただし難易度は受付時間に依存するので

受付時間を長くして発動時のリターンを下げることで

結構組み込めるシステムかもしれません

私も入れたいシステムなのですが

どうもリターンにどうするかが思いつかなくて

今まで入れてませんが何かきっかけがあれば入れるかもしれませんね〜^^

 

 

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