第十三回

番外編

会話チャートその1

 


今回は会話チャートをデモではなく

対戦の方で作ってみるスクリプトの解説です

デモ系でなく対戦で手間をかけて作るのは

デモではボタンを押すと即次に飛んでしまうため

会話の早送りや選択しによる分岐などをつくれないので

対戦の方でノベル系のゲームのように

会話チャートを作ってしまおうという考えの為です

 

対戦を利用するため会話チャート専用のキャラを作ることになり

そのキャラにオブジェクトで背景などを出してもらって

画面全部を作ってもらうようにします

上の絵は会話チャートのテスト画面です

オブジェクトには奥行き指定で出現位置を設定できるので

背景の遠景 近景 キャラ 吹き出し セリフの順に

前に出るように設定します

奥行き指定は0〜127の指定ができ

数字が大きくなるほど手前に絵が表示されます

一定以上数字が大きくなるとライフゲージなどよりも前に表示できます

一番手前予定のセリフを126に設定してそれより後ろに来るものから

数字を低くしていきます数字がかぶらないように気を付けてください

127にセリフを入れないのは一つ余裕を手前に開けることで

のちにどうしても手前に何か出したいときに

設定の変更をしなくてよくするための予備と考えてください

 

会話チャートの大まかスクリプトの内容は

会話専用キャラに会話やキャラの立ち絵を表示させて

プレイヤーキャラはボタンを押すことで攻撃判定を出して

会話専用キャラを食らいモーション飛ばすことにより

ページを送ろうという感じです

そして設定により ページ送り 飛ばし チャート終了

そして巻き戻しなどもできます

送り 飛ばし 巻き戻しは食らいモーションで変数を足したり引いたりして

そのまま会話表示させる分岐に飛ばすことで出来

チャート終了は会話専用キャラのライフを0にしてしまえば終了できます

ストーリー分岐などは自分のライフを調節してストーリーの分岐の設定から

とび先を分けることができます

 

最初に説明するのはプレイヤーキャラが

会話チャートに入る設定です

ここでは開始に食らい判定がある時間を設定します

上の防御枠の設定は真ん中付近の黄色の部分の内容です

左の青の部分は主に変数の初期化で

右の赤の部分は特殊ゲージなどを配置する設定です

前回の対戦などの変数を初期化した後に

食らい判定を作ってそこに会話チャート用のキャラに攻撃してもらって

食らいモーションに飛びそのまま文字送りなどの設定に

飛ばしてしまうというものです

ここで飛ぶ食らいモーションは専用のものを作ります

専用食らいモーションの内容は主に二つで

青の部分は攻撃判定の初期化と

コマンドによる分岐です画像呼出は1WAITに設定し

そのあとのSGの飛び先設定で再び一番左のFAに飛ばしてループさせます

赤の部分は攻撃でリアクションは攻撃ヒット時音が出ないものなら何でもいいです

攻撃判定は相手に届くように画面全部覆うくらいに設定してください

画像呼出は30〜60WAIT位にしておいて連打しても

文字送りが早くなり過ぎないくらいに設定すると読みやすいかもしれません

この内容をボタンで設定を分ける数分作ります

会話チャートを終了させる時の設定は攻撃判定を

作成>ゲージ>ゲージ変更で命令を作り

相手のライフを0にするものに設定すると相手を倒して

チャートが終了します

 

ではここからは肝の会話チャートの設定のお話です

会話表示の流れは立ち絵と文字のオブジェを一定間隔で表示した後

その状態で待機になります

オブジェクトの設定は上の画像では行間で分けてます

左から上段 中段 下段と一定間隔で表示されます

立ち絵を表示させたいときは一番左にオブジェクトを設定します

会話表示前に食らい判定があるのはここで攻撃を食らうと

食らいモーションに移動し変数をプラスして

すべての行を一気に表示させるスクリプトに飛びます

セリフが表示の終わったら変数をプラスする設定を入れます

ここで変数をプラスすることで攻撃で一気に表示させた場合と

同じ変数にするためです

次は一気に表示させるスクリプトです

こちらの最初では食らい判定を消します

一気に表示させた後ボタンの連打などで間違って送られるのを防止するためです

そして画像呼出のWAITも30くらいで一気に送られず

次のボタン入力で飛ばす時もそこまで待たされない時間がいいかもしれません

そのあとに食らい判定を出現させてボタンで文字が送られるようにします

ここでの画像呼出の時間は0にして

ボタンが押されるまでこの状態にしてしまいましょう

 

最後は食らいモーションの設定です

食らいモーションは上で作った会話の設定を

内容分作ってそこに飛ぶことになります

最初に変数をプラス1した後に食らい判定を消します

そのあとに変数によって指定の会話に飛ばします

最初のセリフは食らう前に表示されるので

変数が1の時は最初のセリフの全表示に飛んで

次のセリフ そのセリフの全表示と

セリフの数だけ設定します

上のスクリプトの画像の赤の部分はその間にいくつも

セリフに飛ぶ分岐があると思ってください

そして一番最後の部分はここまで来た場合は

会話がすべて終わってる状況なので

GCのゲージ変更で自分のライフを0にして自爆します

それによって会話チャートが終了します

会話チャートの基本はこれで設定完了です

 

まとめの文字送りや設定分岐などは

次回説明したいと思います

キャラによってオブジェを表示してるので

キャラKOして次に進む時一瞬背景が見えてしまいます

そしてOKなども表示されるので

ラウンド開始やKOなどは事前にデモなどを作って変数をオンにして

表示させない設定をしてかた会話チャートに入るといいです

背景が一瞬移るのはステージ設定に同じ背景や

見えてもいいイラストが表示される設定をすると見栄えがよくなります

そちらの設定もラウンド開始などを消すようにするシステム変数で

ステージに表示させる設定を入れるて設定するといいかもしれません

 

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